なかなか見られない角度からのはしご車訓練の風景です。
講習会参加者のみなさんと窓から見学させていただきました。
いままで勤めていた職場や病院で強制的に受講させられていたので、あまり意欲的ではありませんでしたが、
開業してから受講の機会もなくなってしまいました。
川越の広報に記載されていたのでこの機会にと先日受講をしてまいりました。
やや不気味ですが、成人心肺蘇生講習の人形です。
今回は上級救急救命講習なので、成人・小児・乳児の心肺蘇生法を講習します。
みなさん希望され講習を受けにいらしてるだけあって素晴らしい意欲です。
練習用人形が突然リアルになりました。
周りにいる講習生に緊張感が走ります。やはり先生(救急救命士)は手際がいい。
そして扱いがものすごく優しい・・・。
緊急だからと言って必要なことにとらわれず患者さんを見て対応しているところが素晴らしいです。
休憩をはさんで午後からは患部の固定法・体位・搬送法などを行いました。
骨を折ってしまった・捻挫をしてしまい動けない・出血を伴って倒れている・のどに異物が詰まったなどの状況への対応を講習してまいりました。
残念ながら電池がなくなってしまい、撮影ができませんでしたが、高い意欲と緊張感の中、講習会は進んでいきました。
最終的に講習会終了証をいただくことができましたが、
今回の一日かけた講習のおかげで、大切なことを再認識できたと思います。
終了証をいただいた際に『救急隊の方が現場到着するとき、実際にAEDを使っている事はあるのですか?』と質問をしてみました。
回答は、
『実際に心臓疾患と思われる通報が昨年400件』
『駆けつけた時に一般の方がそばにいる事が200件』
『一般の方がAEDを用意していた件数が50件』
『実際に一般の方がAEDを操作して作動していた件数が5件』
・・・だそうです。
いつ身近な人が倒れるかわからない。
いつその場に居合わせるかわからない。
助けられる人が【自分】かもしれない。
救急救命ってもしかして考えているより身近に感じていなければいけないのかもしれないです。
色々と考え直すことができた充実した講習会でした。